みなさんはHave you ever been to America?と聞かれた時
I have ever been to America.と答えていませんか?
実はこの返し方、ネイティブからすると不自然に聞こえてしまうのです。
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なぜ「I have ever been to America.」がおかしいのか
実はこの答えだと、質問に答えていないことになるのです。
基本的に英語では質問と同じ形式で答えるといいって学びましたよね?
それに従えば確かにHave you ever been to America?に対して
I have ever been to America.という回答になると思います。
でも実はeverという単語を使うことで文章の意味が完全に変わってしまうのです。
文法ルールは確かに役立ちますが、
常にルールに従っていればいいかというとそうではありません。
英語の本来の目的は頭の中のイメージ、気持ち、情報、いわばメッセージを相手に伝えることです。
ルールばかりに囚われているとそれを正しく伝えられないことがあるのです。
Everの意味とは?
ネイティブはこの言葉を無意識に使っているため
ネイティブに聞いてもeverが何を意味するかについて
明確に教えてもらえることはないと思います。
ただeverを理解する上でわかりやすいのはforeverを使って考えることです。
Forは期間を指定する言葉(10年間=for 10 years)で
Everは「(生まれてから)ずっと」を意味します。
「I have ever been to America.」の意味
そもそも「I have ever been to America.」という表現は現代の英語では使われませんが、
もしこれを言ったとしたら「私は生まれてからアメリカにずっといる」
という意味になってしまいます。
Have you ever been to america?「 生まれてから今までアメリカに行った経験がありますか。」
I have ever been to America.「生まれてからアメリカにずっと住んでいます!」
これでは聞かれている質問に答えられていませんね。
「Have you ever been to America? 」への正しい答え方
答えはシンプルです!ただeverを抜くだけでOK!
I have been to America.
もしくは「今までの人生で」という部分を強調したければ
I have been to America before.
とも言えます。
ちなみにここでhaveを使う理由は
完了形のhaveは状態の変化を表すことができるからです。
旅行の前の自分→旅行後の自分
色々な経験を通して、旅行後は別の人間になっていると思います。
そのためhaveが使われるんですね。
まとめ
Everは「生まれてからずっと」というメッセージなので
「I have ever been to america」は「生まれてからずっとアメリカに住んでいる」というおかしい意味になります。
Have you ever been to America?に対しては「I have been to America」と言いましょう。
行ったことがあるという点を強調したい場合は「I have been to America before」でも言えます。
今回紹介したような内容は、英語の授業では教えてもらえません。実際に英語で人々と会話をすることでしか、こういった内容は学べません。
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