あなたは「Can you borrow me a pen?」がネイティブにどう聞こえているか知っていますか?
日本人の優しさからくる「Can you borrow me…?」という言い方ですが
実は相手へのリスペクトがかなり欠けた印象を与えます。それは一体なぜでしょう?
目次
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みなさん、こんにちは!アーサーです!
あなたは「Can you borrow me a pen?」が
ネイティブにどう聞こえているか知っていますか?
日本人の優しさからくる
「Can you borrow me…?」という言い方ですが
実は相手へのリスペクトがかなり欠けた印象を与えます。
それは一体なぜでしょう?
今回は
・「borrow」の本当の意味
・相手に敬意を込めつつ「〇〇を貸して」と言いたい時の正しい言い方
について一緒に学びましょう!
【超重要】紛らわしい「borrow」と「lend」
誰かのものを使わせて欲しい時、日本語でも
・〜を借りてもいいですか?
・〜を貸してくれませんか?
二つの言い方があります。
「借りる」と「貸す」の英単語はそれぞれ
・借りる = borrow
・貸す = lend
です!
ここで意識して欲しいポイントはそれぞれの主語。
「借りる」の主語は常に「私」で、「貸す」の主語は必ず「あなた」になるはずです。
日本語では主語が省略されることが多いので
「〜を貸してくれない?」「〜を借りてもいいですか」と言っても通じてしまいます。
そのため、borrowの主語を見失いがちですが、
「Can you borrow〜」だと「あなたが〜を借りてくれない?」となるので
かなり不自然な表現になっていますよね。
だからムッとする!「Can you borrow me a pen?」の本当の意味
では目的語をつけて「Can you borrow me a pen?」とするとどういう意味になるのでしょうか?
「Can you give me a pen」だと「私にペンをくれる?」となるように
「Can you borrow me a pen?」=「私(のため)にペンを借りてくれる?」
という意味になってしまうので、人によってはお姫様や王様のような印象を与えてしまうかもしれません。
また、「a pen」がなくなって
「Can you borrow me?」になると
「私を借りてくれる?」という意味になるので危険です。
ここまで一緒に「borrow」の使い方を勉強してきたあなたは
絶対「Can you borrow〜」とは言わないようにしましょう!
誰かのものを使いたい時の自然な言い方
「borrow」は借りる = 主語が私 = 「I」
「lend」は貸す = 主語があなた = 「you」
-Can I borrow a pen?
-Can you lend me a pen?
と言います。
ただしアメリカでは、「Can I borrow〜」という表現のほうが多く使われます。
まとめ
「Can you borrow me a pen」の本当の意味と自然な言い方について解説しました。
日本人が「Can you borrow〜」と言ってしまうのは、主語を相手にすることで「『私が、私が』という強引さを減らそうとする」そんな日本人らしさも隠れているのかもしれません。
しかし、ここではそれが逆に傲慢な印象を与えてしまうので、ぜひこれからは「Can I borrow〜」を使ってください。
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