「“please”は丁寧だから、とりあえず付けておくと良い」と思っていませんか?
確かに“please”は丁寧です。しかし相手に距離を作ってしまう表現なので、使うべきでない場面もあります。
今回は“Please”を使うべきでない場合や、その代わりに何を使えばいいのかについて見てみましょう!
目次
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みなさん、こんにちは!アーサーです!
「“please”は丁寧だから、とりあえず付けておくと良い」と思っていませんか?
確かに“please”は丁寧です。しかし相手に距離を作ってしまう表現なので、使うべきでない場面もあります。
日本で上下関係が重要視されるように、欧米では横の関係が重要視されます。日本では一定の距離を保つことで快適だと感じます。しかし英語では距離がないことが快適だと感じます。
例えば友人に「お皿を取ってください」と言うのはおかしいですよね。よそよそしさを感じてしまいます。
今回は“Please”を使うべきでない場合や、その代わりに何を使えばいいのかについて見てみましょう。
“Please”を使うべきではない場面
“Please”を使うべきでない場面を3つ紹介します。
“Please”を単体で使う場合
“Please”は言葉が短いので、冷たい印象を与えます。そして単体の“Please”は不満が溜まっている人がよく使う表現です。
“Oh please.”
は「信用していない」「静かにして」のようなネガティブな意味になります。
しかしこれらは状況や声のトーンによります。「手伝いましょうか」という意味で“Please”が使われることもあります。
文章の最初に使う場合
文頭に“Please”を持ってくると、文章のメインが「要求の内容」ではなく「要求自体」になってしまいます。
「私の要求に従って!」といったイメージです。実際に文頭の“Please”は、怒っている人がよく使う表現でもあります。
“Stop it, please.”のように“Please”を最後に持ってくると、丁寧に聞こえますよ。
飛行機でフライトアテンダントに“Chicken or beef?”と聞かれたときも“Beef, please.”と答えますよね。
“Please stop it.”と“Please”を前に持ってくると、本気で怒っているニュアンスが伝わります。
“Please”を強調して“Can you please”と言う場合
怒っているとき、“Can you please”の“Please”が強調される傾向にあります。
例えば何度も同じことを言って、3度目4度目となるにつれて“Please”が強調されたりします。
代わりに何と言えばいい?
“Please”を使った言い回しを2つ紹介します。
1つ目は身近な友人に使う場合です。身近な友人に“Please”を使う際は、前に “can I” 、 “can you?” 、“could I”、“could you”のいずれかを付けましょう。
そうすることで、命令文ではなく疑問文になり、物腰が柔らかくなります。
続いては身近でない人に使う場合です。身近でない人には“Please”ではなく“Could I have you?”を使うといいですよ。日本語の「〜してもらえる?」のような表現にあたります。
“Please”と比べて表現が長いので、より丁寧に聞こえます。
まとめ
“Please”を使うべきでない場合や、その代わりに何を使えばいいのかについて解説しました。
今回紹介した内容を、早速実践で試してみましょう。
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