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みなさん、こんにちは!アーサーです!
Thanks toとThanks forは非常に似ていますが、実は意味が大きく異なります。
Thanks toとThanks forの違いや使い分け方について一緒に学びましょう!
Thanksが持つイメージ
日本語の「ありがとう」は「有り難い」が変化した形です。「滅多にないこと→特別なこと→感謝すべきこと」のような流れです。
しかし英語のThanksは日本語の「ありがとう」とは全く異なる背景を持っています。
Thanksは“think”を由来とする言葉です。
英語では動詞が過去形、過去分詞形と変化する際、動詞の真ん中にある母音が変化します。
例:
drink→drank→drunk
swim→swam→swum
stink→stank→stunk
thinkも上記の例と同じように「think→thank→thunk」と変化します。
つまりThanksは「何か重要なものごとについて『考える』」というイメージを持っています。
Thanks toのtoとThanks forのforの違い
Toとforは両方とも、方角を表す表現です。
Toは単純に方角だけを意味します。
例:
Where are you going to?
I’m going to the bank.
一方forは少し異なります。
forは「ために」と訳すことができ、利益を表します。例えば「日本人のために」のような形です。
I sent a letter to you.だと単純に手紙を送っただけです。しかしI sent a letter for you.だと「あなたのために」手紙を送ったというニュアンスが強調されます。
またforは「〜のため」だけでなく、理由を説明する際にも使用できます。日本語でも「〜のため〜ができない」と言うことがありますが、それと同じですね。
ただしこの使い方は大変古く、実際にはforではなく“because of”を使うケースが大半です。
Thanks forが持つイメージ
Thanks forは感謝の感情の原因を表します。
例えば「何かを受け取り、それが原因であなたに感謝の感情を持った」というイメージです。
“Thanks for the present”
Thanks toが持つイメージ
Thanks toは単純に感謝の方角を表します。
「プレゼントをもらったら、プレゼントをくれた人の方角に感謝が向かう」といったイメージです。日本語の「〜のおかげで」と似ています。
Thanks toとThanks forを使い分け方
まとめると「〜してくれてありがとう」と言いたい場合はThanks forを使いましょう。また「〜のおかげです」と言いたい場合はThanks toを使いましょう。
例文:
Thanks for helping me.
Thanks to your help, I passed the test.
まとめ
Thanks toとThanks forの違いや使い分け方について解説しました。会話の中で2つの表現をうまく使い分けられるように意識してみましょう。
「もっと英語を学びたい」という方は、以下のフリーガイドをご覧ください。