ウェイトレスをやっているNさんという知り合いがいました。
「外国人のお客さんが来たら、英語でどう言えばいいか迷っちゃいます!」
中学生の頃からずっと英語を独学していたNさんは、外国人とコミュニケーションを取りたかったのです。
しかし、いざ外国人を目の前にすると、自信がなくなって英語で何も言えなくなってしまうのです。
Nさんには、外国人とのやりとりがうまくいくために何が必要なのでしょうか?
まずは、英コミのフレーズやコツを紹介します。
外国人のお客さんにおもてなしが伝えられるようになる、
ウェイトレスがいつも使う英会話
おもてなしは、最初の30秒のやりとりで伝わります。あなたのおもてなしが伝わるように、このフレーズやコツが役に立ちます。
丁寧さより、フレンドリーなおもてなしが伝わる
日本人のお客さんの場合、できるだけ敬語を使いますよね?敬語は日本語の特徴で、英語にはありません。
しかし英語でおもてなしを伝えたいなら、敬語よりフレンドリーな英語を使います。
なのでこのコラムでは比較的フレンドリーな英語を教えたいと思います。
自己紹介
お客さんに初めて声をかける際、まずは自己紹介をします。
最初に、Hey Everyone!
お客さんが2人以上の場合は「Everyone 」を使います。「Everyone」が付いていると、Heyより長くなり、フレンドリーに感じるのです。
Welcome to [お店の名前]!
[お店の名前]へようこそ!というのが直訳です。このフレーズは「お客さんに来てもらって嬉しい」という気持ちを伝えることができます。My name is [名前]
名前を教えることによって、お客さんとのつながりを作るのです。ポイントはファーストネームを使うことです。その方が、苗字より親しみを感じられるのでオススメです。
日本人の名前は外国人にとっては言いづらく、覚えづらい場合もあるので、英語のファーストネームを自分で作って使うこともできます。
And I will be serving you today
当たり前かもしれませんが、アメリカなどでは自分の役割を伝えて自己紹介を締めくくります。
ドリンクのご注文
ドリンクの注文を聞く際、アメリカ人のウェイトレスは以下のフレーズなどを使います。
Can I get you
直訳すると、「取らせてもらえますか?」という意味です。
でもこの言い方は特にフレンドリーなのでオススメです。
started off with
最初のドリンクを伺うのでstarted off withを使います。
something to drink?
「drinks」だけなら短くて少し冷たく感じてしまうことがあります。
「something to drink」の方が長くてフレンドリーに感じます。
Hey everyone! My name is ◯◯ and I will be serving you today. Can I get you started off with something to drink?
文化の違い
アメリカのレストランカルチャーと日本のレストンランカルチャーは色んな面で違うので、ご注意ください。
アメリカのカルチャーを知っていれば日本に不慣れなアメリカ人にもスムーズに対応出来ます。
1.アメリカでは、お客さんはウェイターに声をかけない
アメリカでは突然声をかけることが無礼とされているのです。
声をかけるのではなく、お客さんが目線を合わせたり手を振ったりしてウェイターを呼びます。
2.アメリカでは、お会計はテーブルで
アメリカのファーストフード店以外ではレジでお会計をするレストランは少ないです。
お会計を渡す際に「You can pay at the register(レジでお会計ができます)」と言ってあげることで、アメリカ人のお客さんへの心遣いが伝わります。
他にも学べることは沢山あるのですが、これだけでもおもてなしが十分伝わります。
以上のフレーズとコツを使いこなせると、恐らく全国の外国人におもてなしを伝えるウェイターの中でトップ10%になるかもしれません。