「Did you go to Akihabara?」
ある日、姉が東京に訪れました。渋谷で僕と、日本人の友人と三人でお話ししていました。そのとき、とてもおかしい出来事がありました。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”友人”] Did you go to Akihabara?秋葉原に行った? [/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”姉”] Where?
どこ?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”友人”]
「The city with the manga and anime stuff.」
アニメと漫画が多くて有名な町
「Oh, Akihabara!」
あっ、秋葉原ね。
姉はその地名を知っていました。読み書きもできました。
しかし、日本人の友人が「秋葉原」と言ったら、意味が全くわからなかったのです。
実は、こういうことは珍しくありません。
観光地の地名をたくさん知っている外国人の観光客でも、
地図で読めるし、綴りもわかります。
でも日本人に言われたら、意味が全くわかりません。
それってなぜでしょうか?
ご存知かもしれませんが、原因は発音にあります。
実は、発音をほんのちょっとだけ変えれば、相手に聞き取りやすくなり、意味が分からないことがほとんどなくなります。しかも、外国人にとってとても自然に聞こえます!
この発音の違いってなんでしょうか?また、発音をどう変えたら相手に聞き取りやすく、自然に聞こえるようになるのでしょうか?
今回のコラムでご紹介します。
カギは、最後から2番目の音
以前のコラムでは日本語の英語の発音の基礎的な違いをご紹介しました。
英語には強弱があるということをご存知かもしれませんが、強弱には特定なパターンがあります。
多くの英単語では最後から2番目の音が強音になっているというパターンです。
つまり、多くの英単語は最後から2番目の音が他の音より大きく、強く、長く発音されます。
このパターンで、ネイティブは無意識的に単語の始めや終わりがわかります。
文章の区切りが明確になるのです。
(ネイティブでさえ、言語学を学ばないと気がつかないことです)
ですからネイティブはこう発音します。
秋葉原:
Akihabara(アメリカ人の発音):
ネイティブの感覚では、完全に違う単語になる
面白いと思いませんか?
音が似ていると言っても、発音をちょっとだけ変えるだけで伝わるかどうかが決まります。
なぜなら英語の「Akihabara」と日本語の「秋葉原」は同じ単語ではないからです。
「犬」と「dog」、「水」と「water」と同じように
同じコトバの本質のある別の2つの単語です。
日本語の地名、独特な単語を英語で言うときに日本語の発音をそのまま使う傾向があるかもしれません。
でもそうすれば、英語の会話を一瞬だけ相手のわからない日本語に切り替えることになります。
それが原因で「Akihabara」がわかるのに「秋葉原」が理解できません。
発音だけではなく、実は言語自体が変わってしまうからです。
ぜひ今回のコラムで学んだことを使って、外国の方と自然に伝わる発音で話してみましょう。
発音の例
では一緒に練習しましょう!
下記の単語の発音を推測して一回発音してみてください。それからネイティブの発音をご確認ください。
Asakusa:
Tsukiji:
Warabi:
Kimono:
Nakano:
Okinawa:
Tatami:
いつも応援しています!
アーサーより
こんにちは アーサー!
「英語の会話を一瞬だけ相手のわからない日本語に切り替えることになります。」
それ、やらかしてきてました(^^;)
最後から二番目が大切なんですね!
しっかり覚えておきます。
いつも役に立つ情報のシェアありがとうございます。
コメントありがとうございました!
他に学びたいことがあれば、いつでもお伝えください。