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みなさん、こんにちは!アーサーです!
今回は“Hard”と“Hardly”の違いについて解説します。
どちらもほとんど綴りは同じですが、実は意味は全く異なる単語なんです。
具体的に何がどのように違うのか、一緒に見ていきましょう!
人々が似た綴りの単語を同じ意味だと思ってしまう理由
元々、“Hard”と“Hardly”は同じ意味でした。
“Hard”は形容詞、“Hardly”は副詞と、品詞が異なっていただけです。
しかし時代とともに、単語の意味は変わっていきます。
そして単語の意味が変わることは決して珍しいことではありません。
例えば1,000年以上前には、“apple”は「全ての果実」という意味で使われていました。しかし現在では意味が変化し「りんご」を表す英単語として使われています。
「綴りはほとんど同じで品詞が違う=同じ意味」と断定するのではなく、
もしかしたら違う意味かもしれない、と柔軟に考えることが大切です。
“Hard”と“Hardly”の違い
“Hard”には「硬い」「努力して」という意味があります。
一方“Hardly”には、「ほとんど〜ない」という意味があります。
例文
“I study hard.” ( 私は勤勉に勉強しています。)
“I study hardly.” ( 私はほとんど勉強していません。)
多くの方は、“Hardly”を動詞の前に持ってきます。よって以下の文章の方が言いやすいでしょう。
“I hardly study.” ( 私はほとんど勉強していません。)
英会話で“Hard”と“Hardly”をスムーズに使う方法
“Hard”と“Hardly”を使った以下の表現がおすすめです。
“Are you working hard or hardly working?” (あなたは仕事を頑張っているの?それともほとんど働いていないの?)
これは英語ネイティブもよく使う表現です。
しかしあくまでジョークとして使われる表現です。
なぜなら“Hard”と“Hardly”の綴りや発音が似ているから。
相手が“I’m working hard.”「一生懸命働いているよ」と言った時に「ん?今のは“Hard”?それとも“Hardly”?」とおちょくる感じで使うのです。
他には以下のようなやりとりもあります。
例文
A: What are you doing now? ( 何をしているの?)
B: I’m just at work. ( 今仕事をしているよ。)
A: Oh, are you working hard or hardly working? ( そうなんだ、ちゃんと働いてる?それともサボってる?)
まとめ
今回紹介した“Hard”と“Hardly”の間違いは、多くの日本人英語学習者がやってしまいがちな間違いです。こういった間違いを防ぎ、自然な英会話を習得するにはどうすればいいのでしょうか?
答えは、英語ネイティブと話す機会を設けることです。参考書ばかりを読んでいるのではなく、ネイティブの話し相手を見つけましょう。
そうすれば自然な英会話を習得できますよ。
「ネイティブの話し相手を見つけるのが難しい」という方は、以下のフリーガイドをご覧ください。
https://iu-connect.com/free-guide/