「I want to challenge study abroad!」と言ったことはありませんか?
日本語では「留学にチャレンジしたい!」と言うことが多いため、英語でもそのまま “I want to challenge” や “I challenged” と言ってしまいがちです。
でも実は、この表現はネイティブにとっては少し不自然に聞こえるんです。
そして、こうした言い回しを使いたくなる考え方が、英語を話せない原因の一つになっているかもしれません。
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“I want to challenge study abroad!”と言ったことはありませんか?
日本語ではよく「留学にチャレンジしたい!」と言うので、
英語でもそのまま “I want to challenge” や “I challenged” といったフレーズを使う方が多いです。
しかし実は、この表現はネイティブには少し不自然に聞こえるんです。
そしてこの言い回しを使いたくなる考え方こそが、英語が話せない原因の一つかもしれません。
なぜ「I want to challenge」は不自然なのか?
まず最初に、なぜ “I want to challenge” が不自然に聞こえるのでしょうか?
実は英語で “I want to challenge study abroad” と言うと、「留学に挑戦したい」 ではなく、「留学に異議を唱えたい」 という意味になります。
「チャレンジする」という言葉は英語の “challenge” から来ているから、同じように使えるんじゃないか?」
実は、この考え方が私たちが英語を話せない理由になっています。
なぜなら、この考え方は 「日本語ベース」 だからです。
英語は日本語の翻訳ではない
英語は日本語の単語をそのまま英語に置き換えることではなく、相手に 「メッセージ」 を伝えることが大切です。
そして、たとえ日本語の 「チャレンジ」 が英語の “challenge” に由来していても、両者は全く異なる意味を持っています。
もし私たちが単語にこだわりすぎると、意味が伝わらないばかりか、奇妙なメッセージを発してしまいます。
本当に自然に英語を話せるようになるためには、日本語感覚で英語を話すのではなく、英語そのものを 「英語感覚」 で学ぶことが大切です。
「チャレンジしたい!」は英語でどう表現するか?
では、「チャレンジしたい!」 を英語でどう言えば良いのでしょうか?
まず、あなたが伝えたいメッセージは何でしょう?
それはおそらく、「やったことがないけれど、できるかどうか試してみたい」 という気持ちですよね。
そのメッセージを伝えるための英語には、二つの方法があります。
1.「try」 を使う方法
例えば、
・I want to try studying English.
英語の勉強を試してみたい(=チャレンジしてみたい)
・I want to try studying abroad.
留学を試してみたい(=チャレンジしてみたい)
・I want to try something funny.
何か面白いものを試してみたい(=チャレンジしてみたい)
「Try」という言葉は、単に「何かをやってみる」という意味だけでなく、「能力を確かめる」 という意味も含んでいます。
例えば、
This is a really trying period in my life.
(今は私の人生で本当に試練の時期です。)
ここでは、「試練」 や 「挑戦」 という意味で使われています。このように、英語の “try” は 「チャレンジ」 と関連があるのです。
2.「try my hand at」 を使う方法
例えば、
・I want to try my hand at studying English.
英語の腕を試してみたい。
・I want to try my hand at tennis.
テニスの腕試しをしてみたい。
この表現は、「腕を試す」 という意味が込められています。手は力や能力を象徴することがあり、例えば、
Give me a hand.(手を貸して)
というフレーズにもその意味があります。
「Try」と「Try my hand at」の違い
・Try something は最も一般的な表現です。何かを試みるという意味ですが、
・Try my hand at は、ある程度簡単であまり複雑でない活動に使います。
例えば、留学のような大きな挑戦には 「I want to try studying abroad」 の方が適していますが、
料理のように比較的簡単な活動には 「I want to try my hand at cooking」 が適しています。
英語は感覚で学ぶもの
ここで非常に大切なポイントがあります。
私はよく、「アーサー、どっちが正しい?」「どれが正解?」と質問されます。
でも、正直に言うと、正解は 「あなたの気持ち次第」 で変わります。
英語は単なる言葉を口に出すことではなく、「メッセージを伝える」 ための手段なのです。
まとめ
日本語の「チャレンジ」と英語の “challenge” は全く異なる言葉で、
「To challenge something」は「何かに対して異議を唱える」という意味なので、
“I want to challenge study abroad” は 「留学に異議を唱えたい!」 というおかしな意味になってしまいます。
「チャレンジしたい!」を英語で言うときは、
「I want to try」 または 「I want to try my hand at」 を使いますが、状況に応じて使い分けます。
・簡単にできることなら 「try my hand at」
・より大きな挑戦には 「I want to try」 を使います。
自然な英語を話せるようになるためのカギは、決まったルールを覚えることではなく、 「英語を感覚で学ぶ」 ことです。
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