1月 2

It’s so cold day.と言っていない?その英語がおかしい理由をシェアします

今年も寒い日々が続いていますね。そこで今回は、冬に毎日使える英語表現をご紹介します。

「今日は寒いですね」くらい英語で言うのは簡単!と思い、「It’s so cold day.」というフレーズを使っている方をよく見かけます。

しかし実は、この表現はかなり不自然に聞こえるのです。

今回は、‘so’という単語の見落としがちなポイントや、ネイティブの感覚を一緒に学んでいきましょう!

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寒くなってくると英語でも「とても寒い日ですね」と言いたくなることはよくありますよね。

しかし日本人の方がよく使う「It’s so cold day」というフレーズ、実はかなり不自然に聞こえることをご存知ですか?

今回のコラムでは、なぜ「It’s so cold day」が間違いなのか、そしてネイティブが使う自然な表現について詳しく解説します。

なぜ「It’s so cold day」は不自然なの?

日本語の感覚で「とても寒い日ですね」を英語に訳すと、

「とても=so」

「寒い=cold」

「日=day」となり、

「It’s so cold day」という文が正しいように思えます。

しかし、英語は数学ではなく、コミュニケーションのためのツールです。

このように単語をそのまま当てはめるだけでは、自然な表現にはならないことが多いです。

ポイントとなるのは「so」の使い方です。

「so」と「very」の違い

「so」と「very」はどちらも「とても」という意味を持ち、どちらも形容詞にくっつく単語ですよね。

それなのに、

It’s a very cold day.は自然でよく使われる文なのに

It’s a so cold day.は不自然なのはなぜでしょうか?

その理由はこの2つの単語の感情レベルが違うからです。

・「very」:落ち着いた弱い表現。事実を伝えるだけ。

例: This coffee is very good. (このコーヒーはとても美味しいです。)

・「so」:感情的で強い表現。

例: This coffee is so good! (このコーヒーはすごく美味しいです!)

この感情レベルの違いによってその単語がくっつく対象も違うのです。

・「very」:次の単語だけにくっつく

・「so」:フレーズの最後の単語にくっつく

まだよく分からないと思いますので、さらに詳しく説明します。

ネイティブが考えるフレーズ構造

まず、ネイティブスピーカーは以下のように、文章をいくつかの「塊(チャンク)」の連鎖として認識します。

以下でveryとsoを使った文章をそれぞれ塊ごとに分解してみました。

○ veryの例: It’s a very cold day today

→It’s (Whatフレーズ) / a very cold day (情報) / today (時間).

「very」は先述のように、弱い単語なので次の単語である「cold」のみにくっつき、

It is very cold.という自然な表現です。

× soの例: It’s so cold day today.

→It’s (Whatフレーズ)  / so cold day (情報) / today (時間).

「so」は強く、フレーズの最後である「day」にくっつき、

It is so day.という不自然な表現になってしまうのです。

自然な表現3選

パターン1:「(今日は)めっちゃ寒いですね」と感情を込めて言う時

・It’s so cold.

・It’s so cold today. (It’s / so cold / today.)

※「so」がくっつくのはフレーズの最後である「cold」

パターン2:「今日はとても寒い日ですね」と特定の日にフォーカスする時

・It’s such a cold day today. (It’s / such a cold day / today.)

「such」は「so」と同じ意味ですが、形容詞ではなく名詞にくっつきます。(この場合は「day」)

寒い「日」のように、特定の日が寒いということにフォーカスを当てたい場合はこの表現を使いましょう。

パターン3:「今日は寒いですね」という情報をただ伝える時

・It’s a very cold day today. (It’s / a very cold day / today.)

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