中学1年生で習い、誰もが知っている英単語「so」ですが、
「とても」や「very」と同じように使っていると、気づかぬ内に間違えた英語になりやすいです。
今回は「This is a so good place.」がなぜ不自然に聞こえるのかを例として説明しました!
キーワードは「感情レベル」です。
自然な英語に近づくために、是非最後までご覧ください。
目次
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中学1年生で習い、誰もが知っている英単語「so」ですが、「とても」や「very」と同じように使っていると、気づかぬ内に間違えた英語になりやすいです。
例えば「とてもいい場所だな」と言いたいとき「This is so good place!」と言ってしまう人が非常に多いのですが、実はこれは不自然に聞こえます。
「This is so good place」はなぜ違和感があるのか?
「This place is so good.」と「This place is very good.」のように、「so」と「very」が同じように使える場面はあります。
それにも関わらず、「This is a very good place.」は自然に聞こえるのに、「This is so good place」と言うとネイティブは違和感を感じます。
それはなぜかというと、「so」という単語の使い方がこの文に合っていないからです。この違和感の原因を少し掘り下げてみましょう。
「very」と「so」の感情レベルが違う?
まず、英語の「very」と「so」は感情の強さを表すレベルが異なります。
「very」:強調を示す言葉ではありますが、感情の高まりはそれほど大きくありません。
「This is a very good place」と言えば、単に「良い場所だ」という意味を強調しています。
「so」:感情が大きく高まっているときに使われることが多いです。
「This is so good」などの表現は、期待を超えた驚きや感動を強く表現するための言葉です。
つまり、「very」は落ち着いた単語、「so」は感情的な単語、ということです。
文章のどこにかかるか(影響するか)も違う?
感情のレベルが違うと、単語が文章のどの部分にかかるか(影響するか)も異なります。
「very」のように落ち着いた単語が影響を与える範囲は小さいです。
例えば「This is a very good place」において、veryがかかるのは次の単語のgoodだけです。
一方で、「so」のような感情的な単語は文章のメインの部分にまで影響が及ぶのです。
「This is so good place」のメインは「place」です。つまり「so」が「place」にかかって、「とても場所です!」のような意味になってしまうのです。
これが「This is so good place」が不自然に聞こえる理由です。
「so」を使う時のポイント
「so」を使う場合には、形容詞にかかるようにすることがポイントです。
例えば「This is so good place.」や「This is so good food.」ではなく、「This place is so good.」や「This food is so good.」とすれば文章のメインが「good」になるので、「とても良い」という意味になり、自然に感じます。
名詞を対象にしたいときは?
もし名詞を対象にして強調したいのであれば、「such」を使うと良いでしょう。
「such」を使う時は以下のポイントを押さえましょう。
・可算名詞に対しては「a」を入れる→「This is such a good place.」「He is such a good teacher.」
・不可算名詞に対しては「a」を入れない→「This is such good food.」
「This is such a good place」と言うことで、場所自体を強調しながら、その場所がとても素晴らしいという感情を伝えることができます。
まとめ
「so」と「very」はどちらも「とても」という意味で使われますが、感情の強さや使い方が異なります。
「very」は穏やかな強調を表し、文の一部である形容詞「good」にだけかかっています。
「so」は感情的な強調を表し、文全体に感動を与える言葉です。
「This is so good place.」の代わりに、「This place is so good.」や「This is such a good place.」を使いましょう。