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日本のお弁当は海外でも話題になるほど、とても手が込んでいますよね。
でも、英語で「弁当を作りました」ってどう表現するのが自然か知っていますか?
実は「I made a lunchbox」はネイティブにとってちょっと不自然に感じてしまうんです。
「弁当作る」の正しい表現5つ
早速ですが、ネイティブがよく使う「弁当作る」の自然な表現をご紹介します。
Pack a bento
Prepare a bento
Make a lunch
Pack a lunch
Prepare a lunch
これらは「お弁当を作る」という行動を英語で表現する際に使える自然なフレーズです。
しかし、これらの表現の背景には、アメリカ人が「bento」と「lunchbox」に対して持つ異なるイメージが影響しています。次に、それぞれの違いについて説明します。
弁当(bento)って日本語じゃないの?
一見、「bento」は完全に日本語で、英語では「lunchbox」を使うべきだと思うかもしれません。しかし、最近の英語圏では「bento」という言葉自体が浸透し、「日本風の弁当箱」を指す言葉として使われているんです。
「lunchbox」との違いは次の通りです。
アメリカ人からみたbentoとlunchboxそれぞれのイメージ
Bento:
「bento」と言うと、アメリカではご飯やおかずがコンパクトに詰められた、日本風のお弁当箱のイメージです。食材が整然と並べられている様子が特徴です。
Lunchbox:
一方で、「lunchbox」はアメリカの小学校やオフィスでよく使われる、食品を冷たく保つために断熱材でできた四角い箱を指します。お弁当の中身はサンドイッチやフルーツ、スナックが多く、食材は個別に包装されることが一般的です。
Manga vs comicsと同じ?
「bento」と「lunchbox」の使い分けは、実は「manga」と「comics」の関係に似ています。日本語で「漫画」というと、すべてのコミックを指しますが、英語で「manga」は日本スタイルの漫画を意味し、「comics」はアメリカンスタイルのものを指します。つまり、それぞれの言葉が特定の文化やスタイルを示すようになっているのです。
同様に、英語では「bento」は日本スタイルの弁当箱、「lunchbox」は西洋スタイルの弁当箱を指しています。
Make a bentoじゃだめな理由
「Make a bento」と言っても伝わらないわけではありませんが、より正確で自然な表現は「make my kid’s lunch」や「pack my kid’s bento」です。
理由は、「make」という動詞が「何かを作る」という意味を強く持つため、「make a lunchbox」と言うと、弁当箱自体を作るという誤解を招きやすくなります。例えば、「I made a lunchbox this morning」と言うと、「弁当箱自体を作った」と聞こえてしまい、不自然に感じられます。
ですから、「make a lunch」や「pack a bento」のように、食べ物自体を準備していることを伝える方が自然です。
まとめ
英語では「lunchbox」と「bento」が異なるイメージを持つため、日本風の弁当を作る場合は「bento」を使う方がイメージが伝わりやすいです。
また、prepareやpackといった動詞とbento組み合わせると「弁当箱」ではなく「食べ物」を準備したことが明確になります。
Pack a bento
Prepare a bento
目的語がlunchの場合はmakeも動詞として使えます。
Make a lunch
Pack a lunch
Prepare a lunch