今回は、日本語で毎日のように言う『お疲れ様です』というフレーズについて話しています!
退勤時だけでなく、仕事終わりに友達に会う時も『お疲れ〜』って言ったり、
職場の人に何か連絡をするときも『お疲れ様です』で始めたり、何かと便利なフレーズですが、
英語でどう言うんだろう?って思ったことはありませんか?
是非最後まで動画を見て、英語の『考え方』と、『お疲れ様です』の英語の言い方を学びましょう!
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日本語で『お疲れ様です』というフレーズは、退勤時だけでなく、仕事終わりに友達に会う時も、職場の人に何か連絡をするときも、毎日使う何かと便利なフレーズですが、英語でどう言うんだろう?って思ったことはありませんか?
英語で「お疲れ様です」と言うために必要な考え方
「お疲れ様です」という表現は、日本で日常的に使われる便利なフレーズですが、実は英語には全く同じ表現は存在しません!
これは単に単語やフレーズの問題ではなく、文化的な背景や考え方の違いによるものです。
英語を話す際に大切なのは、単語の置き換えではなく、相手に伝えたいメッセージや感情をどう表現するかという「コミュニケーションの考え方」です。
英語圏では歴史的に、労働は身分の低い人がするものとされていたため、「お疲れ様」つまり、「あなたは疲れていますね」のようなニュアンスのことを言うと寧ろ侮辱的に聞こえてしまいます。
そのため、英語で「お疲れ様です」に相当する表現を探すよりも、相手に伝えたいメッセージを別の形で伝えることが重要です。
「お疲れ様です」の基本的なイメージ
「お疲れ様です」は、日本文化に根ざした労いの言葉で、
会社を出る際に「お疲れ様でした!」と言ったり
友人と会った時「あーお疲れー!」と言ったり
別れ際にも「じゃあね、お疲れ!」と言ったり...さまざまな場面で使われますね。
日本に来たばかりの時は、どうして「お疲れ様」という言葉がこんなにも挨拶に使われるのか理解できませんでした。
そこで気づいたのは、欧米とは違い、日本には職人文化や勤勉な働き方を尊ぶ文化があり、「お疲れ様です」というフレーズは、その文化的背景を反映しているということです。
場面別の英語の自然な言い方
英語で「お疲れ様です」と全く同じメッセージを使えることは、上記のように文化的背景が違うので不可能です。
その上で、シチュエーションごとに「お疲れ様です」に置き換えられる表現は変わってきます。以下はいくつかの場面に応じた自然な英語表現です。
基本的な挨拶として:
日本語で「お疲れ様です」と言う場面では、英語では特別な表現を使わず、
「Hi!」
「How are you?」
などの一般的な挨拶を使います。
仕事終わりの別れ際に:
「お疲れ様です」と同じニュアンスを持たせる必要がない場合、英語では
「See you tomorrow!」
「See you later!」
など、シンプルな別れの挨拶が使われます。
特別な努力を称える場合:
大きなプロジェクトや困難なタスクを終えた後には、
Good work today!」
「Good job!」
などの表現が使われます。
これらのフレーズは、相手の努力を評価し、感謝の気持ちを伝えるのに適しています。
相手の苦労を労う場合:
誰かが特に苦労した状況を聞いたときには、
「That must have been tough.」
「That sounds so tough.」
などの表現が使われます。
これにより、相手の苦労に共感し、労いの気持ちを伝えることができます。
まとめ
「お疲れ様です」という表現は、日本独自の文化的背景に根ざしたフレーズであり、英語には直接対応する表現が存在しません。
そのため、英語で自然に相手を労うためには、単語やフレーズにこだわらず、伝えたいメッセージや感情を考慮して適切な表現を選ぶことが重要です。
英語を学ぶ際には、ただ単語を置き換えるのではなく、コミュニケーションの目的や相手に伝えたいメッセージを意識することが求められます。これにより、より自然で効果的な英語表現が身につき、実際のコミュニケーションで役立つスキルを習得することができるでしょう。