外国人の友達と美味しいものを食べたとき「It’s good taste.」と言いたくなる人は多いでしょう。
確かに「It’s good taste.」でも「美味しい」という意味は伝わります。しかし実は英語ネイティブにとっては、おかしく感じてしまう表現なんです。
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みなさん、こんにちは!アーサーです!
外国人の友達と美味しいものを食べたとき「It’s good taste.」と言いたくなる人は多いでしょう。
確かに「It’s good taste.」でも「美味しい」という意味は伝わります。しかし実は英語ネイティブにとっては、おかしく感じてしまう表現なんです。
そこで今回は、
「It’s good taste.」が持つイメージ
ネイティブは何と言うのか
「It tastes good.」の使用を避けた方が良い理由
について一緒に学びましょう!
「It’s good taste.」が持つイメージ
「is」は「=」を意味します。つまり「I’m day off.」だと「私=休日」となり、私が人間ではなく「休日自体」であるような印象を与えます。
同じ現象が「It’s good taste.」にも起こっています。具体的には、食べ物ではなく食べ物の味自体を食べているようなニュアンスになるのです。
「その場合 is ではなく have を使って It HAS good taste.とすれば良いのでは?」と考える方もいるでしょう。
しかし「It has good taste.」だと「センスがいいね」という意味になってしまいます。
例:
She has good taste in movies.「彼女は見る映画のセンスがいい」
He has good taste in fashion.「彼はファッションセンスがいい」
ネイティブは何と言うのか
それではネイティブが「美味しい」と言いたいときは、どんな表現を使うのでしょうか。
正解は、「It + 動詞 + good.」です。
見た目が良ければ「It looks good.」
聞き心地が良ければ「It sounds good.」
味が良ければ「It tastes good.」
上記のような形です。
「It tastes good.」の代わりに「It’s good.」と言っても問題ありません。
それでは「It tastes good.」と「It’s good.」にはどんな違いがあるのでしょうか。その答えは名詞にあります。
記事冒頭で“「is」は「=」を意味する”と解説したのを覚えていますか。
つまり「It’s good.」と言った場合、「その食べ物が全体を通して良かった」という意味になります。よって「It’s good.」はその食べ物を食べ終えた際に使うのに適しています。
一方で「It tastes good.」が言及しているのは「味」だけです。つまり食べ物を口にした直後に感じた「美味しい」という気持ちを伝えるのに適しています。
「It tastes good.」の使用を避けた方が良い理由
「It tastes good.」が言及しているのは「味」のみであり、他のことには言及していません。つまり捉えようによっては「味は美味しいんだけど、他がちょっと……」のように伝わってしまいます。
日本語でも「味はいいね」と言われたら、凹みますよね。
日本語では物事を強調するとき“味「は」いいね”と「は」を強調します。一方英語ではIt TASTES good.と強調したい部分を強めに発音します。
例:
My SISTER went to Germany, but I didn't.「姉はドイツに行ったけど、僕は行かなかった」
上記の文章では「姉は行った」ということを強調しています。
誤解を生まない為には、“it’s good.”を使うか、“taste”を必要以上に強調しないようにしましょう。
まとめ
今回の内容をまとめると、以下の通りです。
「It’s good taste.」は「食べ物が食べ物ではなくなって、味になった」という変なイメージが伝わる
ネイティブは It tastes good または it is goodと言います。
Tasteを強調して発音すると「味は美味しいけど見た目がよくない」というメッセージになるので注意しましょう。
今回紹介した内容を、早速実践で試してみましょう。
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