中学校で習う前置詞「by」と「until」、使い分けがややこしいですよね。
そこで今回は、
なぜ日本人が「by」と「until」の使い分けに戸惑うのか
「by」と「until」の違い
「by」と「until」を自然に使う方法
の3つについて一緒に学びましょう!
目次
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みなさん、こんにちは!アーサーです!
中学校で習う前置詞「by」と「until」、使い分けがややこしいですよね。
そこで今回は、
なぜ日本人が「by」と「until」の使い分けに戸惑うのか
「by」と「until」の違い
「by」と「until」を自然に使う方法
の3つについて一緒に学びましょう!
なぜ日本人が「by」と「until」の使い分けに戸惑うのか
なぜ多くの日本人が「by」と「until」を混同してしまうのでしょうか。
その答えは、日本語訳ばかりに着目し、その単語が本来持つイメージを理解しようとしていないからです。
「by」=「までに」
「until」=「まで」
と習います。
両者は似ているので、混乱してしまうのです。
日本語に訳すと似ていますが、英語では両者は全く異なります。
両者を使い分ける鍵は、ただ闇雲に日本語訳を覚えることではなく、その単語が持つ本来のイメージを理解することです。
「by」と「until」の違い
「until」は過去の特定の位置から現在まで物事が続いているというイメージです。
つまり「I did homework until 9:00.」は、9時より前の時間から9時まで継続的に宿題をしたという意味です。
「by」は変化が起きる時間や締め切りをピンポイントで表します。
つまり「Do your homework by 9:00.」は始める時間やどのくらいの時間を費やすかに関係なく、9時までに宿題をしなさいという意味です。
「until」は9時より前の時間〜9時を継続的に表すのに対し、「by」は9時をピンポイントで表します。
例えば「Please turn in your assignment by 8:00」と「Please turn in your assignment until 8:00」では意味が変わってきます。
前者では8時までに提出をすればいいのですが、後者では「継続的に」提出をしなければならず、意味がおかしくなってしまいます。
以下の例文をご覧ください。
Please do your homework until I get home.
Please do your homework by the time that I get home.
1つ目の例文は「終わらせる必要はないので、私が帰るまでずっと宿題をやっててください」という意味になります。しかし2つ目の例文では「私が帰るまでに宿題を終わらせてください」という意味になります。
「by」と「until」を自然に使う方法
「by」は特定の時間内に終わらせてほしい時に、「until」は継続してほしい時に使う
「by」はstart, finish, begin, complete, turn inのような「時間内に終わらせてほしい」と思える動詞と一緒に使います。
一方「until」は、継続してほしい時に使います。
「I’ll run until 8:00 today.」は8時までずっと走るつもりという意味です。
しかし上記の文章を「I will run by 8:00.」とすることはできません。「I’ll start running by 8:00.」のように、上記で紹介したような動詞と一緒に使う必要があります。
他にも「Please work until 8:00」はよくても「Please work by 8:00」だと違和感があります。
「by」を使いたいのであれば、
Please start work by 8:00
Please finish work by 8:00
のようにしなければなりません。
特定の時間を使わない場合
ここまで8:00、 9:00のように特定の時間を使った例文を紹介しました。
特定の時間ではなく「家に帰るまでに」のような場合はどうでしょうか。
「until」の場合は以下のように問題なく使えます。
Please do your homework until I come home.
しかし「by」の場合は「By the time」と一緒でなければ使えません。
I’ll finish work by the time the part starts.
まとめ
今回の内容をまとめると以下の通りです。
Byは一つの時点が締め切り・切り替えになるときに使います。untilは過去〜ある時点までずっと続く場合に使います。
したがって、byは一瞬で終わるstart, finish, complete, doという動詞とよく使います。untilは一瞬で終わるのではなく、継続する動詞と一緒によく使われます。
今回紹介した内容を、早速実践で試してみましょう。
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