目次
動画レッスン
音声レッスン
みなさん、こんにちは!アーサーです!
今回は「クレーム」の英語での言い方について解説します。
実は“claim”という単語を使っても「クレーム」という意味ではネイティブに伝わりません。では何と言えばネイティブに伝わるのか、一緒に見ていきましょう!
クレームと“Claim”それぞれの言葉が持つイメージ
日本で使われる「クレーム」は、そのまま「苦情」という意味です。
一方“claim”は「信じがたい発言」を意味します。
ある発言に対して、本当か嘘か分からない時に使われます。
“claim”の自然な使い方
“claim”は、他人の発言に対して疑いを示す際に用いられます。
例えば次の2つの例文を見比べてみましょう。
You said you know Bill…(あなたはビルを知っているって言ったけど...)
You claim you know Bill…(あなたはビルを知っているって言い張ったけど...)
どちらも訳は同じですが、1つ目の英文ではあなたのことを信じているのに対し、2つ目の英文では「本当はビルのこと知らないんじゃないの?」と疑いを持った表現になっています。
疑っているのであれば“claim”を、そうでなければ“say”を使いましょう。
「クレーム」の英語での言い方
日本での「クレーム」は、英語で“complaint”と表現します。
動詞の“complain”(文句を言う)を名詞化した形です。
ただし1点注意すべきことがあります。それは“complain”は、カジュアルな表現であり日本で使われる「クレーム」とはイメージが異なる点です。
“complaint”の自然な使い方
“Complaint”は“make”か“file”と一緒に使いましょう。
例文
I’d like to make a complaint.
I’d like to file a complaint.
上記2つの例文の違いについて見ていきます。
to make a complaint
企業や組織として文句や不満を公表するというイメージです。
to file a complaint
文句や不満を伝えるための手続きを進めているというイメージです。
“to make a complaint”よりもフォーマルな意味を持ちます。
また何について文句を言っているかを述べたい時は、以下の英文を使うといいですよ。
I made a complaint about the food at school.(学校で食べ物について文句を言った。)
She filed a complaint about working conditions.(彼女は労働環境に関する不満を述べた。)
まとめ
まとめると、“claim”は「信じがたい発言」という意味で、“complaint”が「クレーム」という意味です。
また以下の例文を使うのがおすすめです。
I’d like to make a complaint.
I’d like to file a complaint.
「もっと英語について学びたい」という方は、以下のフリーガイドをご覧ください。