8月 21

あなたは英語で自己紹介する時、この簡単な間違えをしてる?

 

 はい!じゃあ、次の人!

あなたが自己紹介をする番です。小さい頃から何回もやってきたのに、なぜか毎回緊張してしまいます。手には汗、周りの目が気になり始めました。

ちゃんと伝わってるかな?

間違えてないかな?

みんなにどう思われてるんだろう?

これは、あくまでも僕自身が日本語の授業で自己紹介をしているときに思ったことです。でも、僕の生徒さんも英語で自己紹介をすることにいつもすごく不安を感じています。

自己紹介は、会話をする上で初歩的で普通なことなのに、なぜか、多くの日本人が、英語で自己紹介をする時に同じような間違えをしていたのです。

その英語の間違えとはいったい何でしょうか?どうすれば「自然で上手な、英語での自己紹介」ができるのでしょうか?

今回のコラムでご紹介します。

もう、吃って焦ることはありません。何を英語で言えばいいか、戸惑う必要もありません。

あなたは今日、アメリカ人が実際に自己紹介で使う驚くほど簡単な英語のフレーズを、これから僕がご紹介するガイドで知ることができます。

日本人が英語での自己紹介でよく陥る落とし穴を回避することで、次回こそ、笑顔で周りの目をしっかりと見ながら、自信を持って英語で自己紹介ができるはずです。

たとえあなたが英語での自己紹介初心者だとしても、まったく問題ありません!

「え!この英語って間違いだったの!?」日本人がよく間違える英語での自己紹介

英語で自己紹介をするとき、日本人はよくとても恥ずかしい間違いをしています。

ここでは、その中でも最も多い英語の間違えを挙げ、アメリカ人が実際に使う自己紹介の自然な言い方をご紹介します。

名前は「This is」ではない!「I am」も実はちょっと変!?

英語での自己紹介の第一歩と言える「名前の紹介」さえ、よく間違える日本人が多いです。あなたもこんな英語の言い方をしていませんか?

This is (Name).

この英語が何故おかしいのか、わかりますか?「This」と言って自分の名前を伝えるのは、実は電話だけなのです。

英語で自己紹介をする時は、アメリカ人は普段このフレーズを使います。

My name is (Name).

例:

My name is Arthur.

「I am (Name).」という英語のフレーズも一応使えますが、中心が「I(私)」になるため、人前での自己紹介では「少し偉そう」な印象を与えてしまう可能性があります。

「私は仕事です」?仕事の説明に「I am」は使わない!

英語での自己紹介で最も複雑なのは、仕事に関することです。

この段階で間違えてしまう日本人がたくさんいます。

英語で自分の仕事を紹介する時、こんな風に言うのを聞いたことがありませんか?

I am sales. X

My job is a teacher. X

My Job is trading company. X

実はこの英語での言い方、どれもおかしいです。「Sales=営業する人(人間)」ではなく、「Sales=販売業務(仕事)」なので、「I am sales.」だと「私は(仕事)です」という風におかしく聞こえます。

また、「My job」を使う場合は「My job is to teach(私の仕事は教えることです)」など、職業の名前ではなく、仕事の内容を言う必要があります。

「job=仕事」を指すため、後ろが「teacher(人間)」だと「私の仕事は人間です」という風に聞こえてしまいます。

では、アメリカ人は自分の仕事をどう紹介するのでしょうか?僕らはよく「仕事での役割」を話します。

I work as a (job).

例:I work as a nurse.

例:I work as an accountant

もしくはシンプルに、こう言います。

I’m a (job)

例:I’m a salesperson.

例;I’m an accountant.

あなたがもし、特に職種が限定されていないオフィス勤務だったり、仕事の役割を話す気がない場合は、勤めている会社について伝えます。

この場合、アメリカ人はこう言います。

I work at a (company).

例:I work at an insurance company.

例:I work at a hotel.

上記の英語の言い方を繋げて、このように言うこともできます。

I work as a nurse at a hospital.

出身地は「hometown」って…ちょっと変!

出身地を英語で紹介するとき、日本人はよくアメリカ人が使わない英語を使ってしまうことがあります。

My hometown is (place) X

この英語は間違いではありません。

しかし、アメリカ人はほぼ使いません。なぜかというと「故郷」を意味する「hometown」という英語は、「出身地」とは違うからです。

例えば、僕の生まれた町はドイツのフランクフルトです。

でも育ったのはアメリカのボストンです。僕にとってはどちらも「故郷」ですが、「出身地」はどちらになるのでしょうか?

アメリカ人はたいてい、「出身地」を紹介する時に、「故郷」ではなく「心に近い場所」を選んで、

I’m from (place).

例:I’m from Boston.

と言います。

「趣味」を「my hobby is…」って言うのは実は変!?

かなり多くの日本人が、趣味を英語で紹介する時にこんな風に言います。

My hobby is hiking. X

このフレーズも、英語の文法的に間違ってはいません。

しかし、アメリカ人は趣味を説明するのに「hobby」を使いません。もし「my hobby is」と言ったら「私の唯一で他にない趣味は」という意味になり、かなり変わった人のように感じます。

趣味を紹介する場合、以下の2つがアメリカ人がよく使うフレーズです。

“In my free time, I like (hobby).”

例:In my free time, I like to go jogging.

“I like to (hobby) for fun.”

“In my free time, I like to go jogging.”

例:I like to go hiking for fun.

なぜ英語ではこのような言い方をするかというと、趣味は楽しむものだからです!一生懸命考えて、なんとか趣味を話すという感じではなく、「自分が楽しくて好きなことを趣味と捉えて、その楽しさを相手とシェアしたい」というニュアンスが、アメリカ人の言い方には含まれているのです。

「よろしくお願いします」って英語で何て言う?

日本人は日本語で自己紹介を終えるときに、大抵「よろしくお願いします」と言います。

でも、それって英語では何というのでしょうか?多くの日本人が「よろしくお願いします」の代わりに、こんな英語を使います。

That’s it. X

That’s all. X

実は、アメリカ人はこう言われると「あれ?なんかこの人疲れているのかな?もう話したくないのかな?」と感じてしまい、最後の最後に良い印象が残せなくなります。

では、アメリカ人だったら、自己紹介の最後に何と言うのでしょうか?

Nice to meet you.

これは、とても「礼儀正しく」て「ポジティブ」な言い方で、相手に良い印象を与えます。

上手な英語での自己紹介のコツ

さて、ここまでは英語での基本的な自己紹介の仕方をご紹介してきました。

でも正直に言って、グループで英語で自己紹介をする場合、特に毎回同じような形で特徴があまりないと、人が何を言ったのかすぐに忘れてしまいます。

では、あなたの英語での自己紹介を周りの人に「魅力的」だと感じてもらい、覚えてもらうためには、どうすればいいのでしょうか?

あなたの「ユニークなポイント」を伝え、相手に印象づける

誰でも何かしら「ユニークさ」を持ち合わせています。

もちろん、あなたもです(大ヒットしたSMAPのあの曲のように、「あなたは世界中で唯一のあなた」です)!そんなあなたの「ユニークなポイント」を伝えれば、周りは驚いて喜んでくれるはずです。

でも、「そう言われても、何も思いつかない…」と言う人がたくさんいると思いますが、一度ぜひ考えてみてください。

あなたの自己紹介や外見からはイメージの湧かないことを紹介するのがおすすめです!

例えば、僕はアメリカ人なので、だいたいの人が、僕がアメリカで生まれたと思っています。

でも、僕が「実はドイツで生まれた」ということを紹介すると、みんながびっくりして、僕のことを覚えてくれます。

「ユニークなポイント」を英語で紹介するときのコツは、周りがあなたに関して「想像しやすいこと」をまず言い、直後に「but」を使ってから「想像しにくい」ことを言います。

僕の場合はこんな感じになります。

I am American, but I was born in Germany.

他の例ですと・・・

I’m 65, but I like water skiing.

I’m from Tokyo, but I’ve never gone to Tokyo Tower.

あなたの「ユニークなポイント」は何でしょうか?少し時間をとって考えてみてください。

もしユニークなことを英語の自己紹介で伝えられたら、周りにかなりいい印象を残せるはずです。

周りはあなたのことを「もっと知りたい」ときっと思ってくれます。

英語で自己紹介するときに1番大事で、不可欠なコト

もう1つ、英語で自己紹介をする時に「とても大事で、何よりも不可欠なこと」があります。

このことを忘れてしまうと、どんなに英語を自然に話せても、どんなに英語でユニークさを面白く話せても、誰もあなたに興味を持ってくれません。

そうならないための「秘訣」は、アメリカの有名な詩人、Maya Angelou(マヤ・アンジェロウ)の名言にあります。

I’ve learned that people will forget what you said, people will forget what you did, but people will never forget how you made them feel.

わたしが今まで学んできたこと、それは、人々があなたの言ったことを忘れてしまうということ、あなたがしたこと忘れてしまうということ。

しかし彼らは、あなたに対して抱いた感情は決して忘れない。

Maya Angelou(マヤ・アンジェロウ)

英語での自己紹介の秘訣は、あなたが相手をどんな気分にさせるかということです。

相手はあなたの趣味、職業、そして名前さえも忘れてしまうかもしれません。しかし、あなたと話していた時の気分は絶対に忘れません。

何よりも、「相手に優しく、笑顔で、暖かい心で話す」ことがとても大切なのです。

でも、それはどうすればできるのでしょうか?

英語で自己紹介をするときには、必ず、周囲と目を合わせ、笑顔で話します!「笑顔を絶やさない」ということを決して忘れないで下さい。

この時に、相手にどう思われているか心配してはいけません。

たとえ相手が初対面でも、友達に話しかける時のような優しい視線を向けてください。

あなたの相手を包み込む温かい気持ちが相手に伝わり、たとえあなたの英語が間違いだらけだったとしても、あなたに興味を持ってくれるはずです。

何よりも大事なのは、英語でうまく自己紹介を乗り切ることではなく、「英語を通して、相手と繋がる」ことです。
それが、「コネクター」になるということなんです。

じゃあ、実際に英語で自己紹介をしてみよう!

Now it’s your turn! 今度はあなたの番です!

下のコメント欄に、このコラムで学んだフレーズを使いながら、「英語で自己紹介」をしてみてください。

学んだこと全部を使う必要はありませんが、ぜひ「ユニークなポイント」は忘れずに教えて下さい!

あなたの「英語の自己紹介」を読むのを、とても楽しみにしています!Let’s connect!!

アーサーより


Tags

仕事, 自己紹介


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  1. Hi Arthur!

    I am Ken of this topic! haha
    Actually, I’ve introduced my name “Kensaku” until I was taught that from you.
    It can’t helped, but now, thanks to you, I can do the correct way.
    See you!

    Ken

  2. Hi Arthur,
    My name is kyoko but please call me sally.
    I’m doing volunteer work to share the Bible.
    I’d love to do it in English so I’m learning English now.
    I’ve been America third time and all of them, I visited to CA.
    I need to visit another part of America someday. ?

  3. Hi, Arthur .
    My name is Nahoko.
    I work as a server at a Japanese noodle restaurant over 20 years.
    I want to work at a Japanese restaurant in America some day.
    Especially,Nobu restaurant in Las Vegas. It’s so difficult for me,because I’m good at English
    ? I want to give Japanese service to American people.
    That’s all !!

  4. Hi! Arthur, good mourning! I’m Toshiyuki Nagai. Please call me “Nagy.T”.
    I have been to “foreign countries” before.
    at the time, in the “first place” I was worried.
    So,I can understand the feeling of “Travers”.

  5. Hello Arther!
    I’m Eiko. I work at Customer Service Center as a representative.
    I iike traveling, but I don”t have enough time.
    I have a question.
    Can I use ” I’m working for…” instead of “I work at…” ?

    1. yes you can do that!
      If you say “for” it means “I’m working for the benefit of (company)”. If I worked at home, I would use this phrase. But fi I worked in an office, I would use “at.”

      But that’s just me!

  6. はじめましてアーサさん。先生のコラム大好きです。優しい人柄がにじみ出てます。英会話は人と人とのcontact。。。。とってもよく分かります。

    さて初対面での自己紹介って、 自分を知ってもらう、または、共通話題が 見つかるかもしれない趣味の紹介ってとっても大事ですよね。

    私は、①海外マラソンに出るために、日々走ってますが、、、決して楽しくないです。ww
    ②着物を着れるようになるために着付けやってますが、先生に怒られて、、、 (でも着れます。)
    ③サックス練習してますが、バンド練習で注意ばかりされていて楽しくないです。(笑)
    でin free time で自分の取り組んでるものを言いたいのですが、、、

    in my free time .like to go jyoginng. ,,,,,,,,,,,like to wear The kimoni
    、、、、、、like to play the saxphorn
    が自分の個性の紹介に今 ひとつ、ぴったりこないんですね。
    でいつも my hobby ,,, とまとめてと言ってました。
    like 以外に in free time の自分を知らせる方法はないのでしょうか?

    長くなってしまいましたが、ちょっとでもヒントいただけたら有り難いです。よろしくお願いします。

  7. こんにちは、アーサーさん。

    趣味と言えば、私の場合、長く続けている(けれども一時的に中断している)趣味と、今にわかにハマっている趣味と、まだ始めていないけれども気になっている趣味とがあります。そのどれも紹介したい時、どんな風に言い分けたら良いでしょうか?

    よろしくお願いいたします。

  8. Hello! Arthur!
    Hello! Everyone!
    My name is Takuya!
    I’m 19 years old.
    I’m from Osaka in Japan.
    I study about creatures at school . Because I want to be a aquarium keeper!
    In my free time, I like to watch horror movies, but I don’t like Japanese horror movies.
    I want to talk with everyone!
    Nice to meet you!

  9. 質問です。
    My hobby is~はアメリカ人は使わないとあります。日本の学校で趣味はHobbyと習いMy hobby is~と覚えたのは日本の教え方が悪いと思いますが、以前アメリカ人タレントが監修した英会話本の中で、趣味の話をするときのフレーズとしてMy hobby is~と書かれていました。アーサーさんはいつも英語はコミュニケーションツールだと言っています。私もそう思って変な英語を、時には身振り手振りで話していますが、同じアメリカ人で違うことを教えられると正直混乱します。確かに文法上間違えではないと言っていますが、アメリカ人は使わないとも言っています。日本人教育者や英国等のアメリカ以外のネイティブが言った事なら納得できるのですが・・・。

    1. Hi Yukio!

      実は、ネイティブによって言い方と印象が違います。IU-Connectは、あくまでも僕の意見だけです。言語学を学ぶと、「idiolect」という言葉があります。日本語に訳すと、「個人語」という意味です。つまり、人間一人ひとりは自分の口癖、自分のイメージや感覚があるので他の人と違う言語を喋っています。Yukioさんの日本語は、僕の妻の日本語と、日本人の友人の日本語と違う言語なのです。でもその言語がとても似ているので、問題なくコミュニケーションを取れます。

      アメリカ人でもそうです。実は、アメリカ人は一人ひとり自分の印象、感覚が少し違いますが問題なくコミュニケーションを取れます。

      そのため、以上のような違いにたまに出会います。

      ちなみに、アメリカ人のタレントは「my hobby is」を書きましたよね。その場面はもしかしたらフォーマルだったかもしれません。実は、ネイティブは場面に無意識的に合わせて話します。「my hobby is」はとても簡単な言い方で、少し硬い印象があるので、フォーマルな文章に合うと思っている方がいます。
      でも一般的な場面で、「my hobby is」を使いません。「my hobbies are」を使うことはありますけどね。

      よろしくお願いします!

    1. Hi Shizuka, that’s great! Nice to meet you!

      I like to ~ という形は、動作が目的語です。
      I like to LISTEN to BigBang

      もし「bigbangが好き」と言うと、
      I like bingbangです!
      よろしくお願いします!
      I support you!!

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