6月 30

ホントに?英語を話すとき、文法を間違えてもいいの?!

「英語のネイティブの友達を作りたい!」

それがきっかけで英語を学び始める日本の方が多くいらっしゃると思います。

だから一生懸命文法や単語を勉強したり、暗記したりします。

ネイティブに言いたいことをわかってもらいたいと思うのです。

でも結局、ネイティブと話す機会があっても、文法を考えすぎて言葉が出てこないのです!

たくさん勉強してきたのに、何も話せないまま…

一体なぜでしょうか?

でも、心配いりません。あなたのせいではないのです。ただ、誤った考えでまだズムーズに話せていないだけなのです。でもこれからご紹介する「カギ」が分かれば、誰でもすぐにネイティブと話すことができます。

ネイティブと話すとき、間違えなくちゃいけない

「へ〜?間違えちゃいけないなんて?」

と僕の生徒さんたちによく言われます。でも事実なんです。英語をスムーズに話したいなら、「間違えちゃいけない」ではなく、英語を間違えたら良いのです。その理由を、これからご紹介します。

ゴールは単位ではなく、コミュニケーションです。

英語を話したい理由は点数を取ることですか?きっとそうではないですよね。英語を話したいのはそもそも、外国の方と仲良くなり、友達になることだったのではないでしょうか。

そうなると、何よりも言いたいことが伝わること、つまり「コミュニケーション」が必要になります。

では日本人はなぜ「コミュニケーション」より「文法の間違いなしで話す」ことを重視しているのでしょうか?

英語を学び始めた中学校の時。それはあいにくコミュニケーションのためではなかったようです。日本教育の都合で、スピーキングより読み書きを重視していました。英語をスポーツより、数学みたいなこととして教えられていました。

だから「完璧に例文を作らなきゃいけない!」ということしか教わらなかったのです。ですから単語、もしくは現在完了形などの文法を、頭の中で理解していても、実際に使えない方が多くいらっしゃいます。

ネイティブは中学校の先生ではありません。完璧に話すことより、あなたと話したいと思っています!だから是非どんどん話してみてください。怖くなる必要なんてありません。

文法を間違えても、ネイティブならわかる

でも文法を間違えたら、ネイティブはわからなくなっちゃうのでは?そんなことないですよ。

僕も日本語の文法は完璧ではないのです。言いたいことを100%伝えるために、このコラムを書く時、日本人のアシスタントに下書きを直してもらっています。

でも会話をする時、自分の日本語はまだ間違えだらけなのです。僕の「生の日本語」を収録しました。、以下の動画を是非ご覧ください。

僕が言っていることが間違えだらけなのに、言いたいことが伝わりますよね。

ネイティブは間違った文法を聴いても、ちゃんと理解できることが多くあります。

僕だって、日本で無事にアパート探し、銀行口座、友達作りなどができました。完璧に話せたからではありません。

ではなぜあなたはコミュニケーションができないのでしょうか?

長い沈黙はコミュニケーションの最大の障害

コミュニケーションの大きな障害になっているのは長い沈黙です。

文法を完璧に作り上げるまで待つと、コミュニケーションのリズムが崩れ、どんどん話しにくくなってしまうのです。

ネイティブスピーカーでさえも言いたいことを作り上げるまで話すのを待ちません。

こんなフレーズを聴いたことがあるかもしれません。

「I know, but…」

「So…」

「Umm…」

「You know…」

この表現は「言いたことがまだまとまってないけど、ちょっと待ってね!」という意味です。そのフレーズを使えると、会話がある程度スムーズに進みます。

僕の個人的な戦略ですが、「相手に分かってもらうまでどんどん言い出す」ことを意識しています。英語を間違えていても、相手は大事なことを聞き取ってくれて、あなたの言いたいことがなんとなく分かるものです。

ネイティブでも間違える!

ネイティブでも文法を間違えることがあるということを知っていますか?意外と間違えが多いです!

僕は、英語コーチングのセッションで生徒さんと話している時に、自分の言っていることに気をつけています。

でも英語の先生のくせに、ネイティブ同士と話す時に文法を間違えることはたくさんあります。ネイティブは文法を気にしていないのです。それでも、言いたいことが問題なく通じています。

あなたは、日本語を間違えたことはありませんか?日本語のネイティブのあなたでも間違えることもあります。

だから大丈夫ですよ。

基本的な名詞、動詞がある程度あれば、言いたいことが伝わるのです。

間違えることは、面白い!

ほとんどの間違いは大したことなく、相手からの反応や指摘があまり来ないはずです。

でも大変な間違えをやってしまっても、逆に会話にプラスになります!

ネイティブにとって変な英語の間違いを話すと、相手は面白く思うのです。笑っちゃうかもしれません。でもその笑いは、あなたのバカにすることではなく、「この会話、面白い!」という意味です。

例えば日本からアメリカに帰った際に、特に面白い間違えがありました。

「pretty close」の代わりに、「R」と「L」が入れ替わって「pletty crose」と言いちゃいました。その時に友達は笑い「へ〜アーサー、日本人と遊びすぎじゃない?」と冗談を言いました。

可笑しくて、一緒に笑いました。

その間違えは仲良くなるきっかけになりました。

あなたも自分の間違えを恐れずに話せば、たとえ間違えたとしても、逆に仲良くなるツールになります。

さあ、心配しないで!ネイティブはあなたと話したいので、文法を完璧にするまで待たせないで下さい。待たずにパッと言いだしてみたら、会話がさらに面白く、深く、楽しくなっちゃうのです。

あなたのネイティブとの会話が楽しいと感じる楽しみにしています。

ネイティブと話してみたことはありませんか?その経験を是非コメント欄でシェアしましょう!

アーサーより


Tags

スピーキング, 自信, 間違えていい


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  1. このコラムを読んですこし気持ちが軽くなりました(´ω` )/
    難しいことを考えず楽しく学んでいこうと思います(๑^^๑)
    これからもよろしくお願いします(笑)

  2. 「pretty close」の代わりに、「R」と「L」が入れ替わって「pletty crose」と言いちゃいました。その時に友達は笑い「へ〜アーサー、日本人と遊びすぎじゃない?」と冗談を言いました。
    Hey, Arthur. A-ha-ha-ha! What a blunder!
    But a certain spelling mistake of medical report may give rise to serious trouble
    – Calcinosis vs. Carcinosis.
    That’s gone beyond a mere joke.

  3. あー、なるほど、ちゃんとした文章が出来ていなくても自分の知っている単語を総動員して、とにかく言いたいことを伝える。いいですね~Arthurの意見に賛成 😀
    でも以前知り合いに私の発音(Oahuの発音)を笑われた時はちょっとムッとしましたけど(笑)。

    1. haha! 発音は難しいですね!でも気にせず、楽しく会話を続けることはできたらすぐに上達すると思います!一緒に頑張りましょう!

  4. In my experience, most native English speakers tend not to correct my mistakes during conversations. I guess they don’t mind my poor English because they understand what I want to say at least. That would make me feel easy!

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